いくら能力が高かろうが、環境に恵まれていようが、勉強に対する『本人のやる気』がなければ成績は向上しない。
私が言うまでもなく『本人のやる気』は成績の向上に大きく影響します。
どうしたら生徒の『やる気』をより引き出せるか?を私は、ずっと考え続けています。
生徒の『やる気』を引き出す方法は、いくつかあると思いますが、今日は、親から子への『声かけ』で知っておいてほしい事 というテーマでお伝えします。
中学生が、親からどういう声かけをされたら『やる気がでるのか』『やる気をなくすのか』というテーマで、無記名のアンケートを30名程度の生徒から取った事があります。
『やる気をなくす親からの声かけ』第1位は
『早く勉強しなさい』
何の裏切りもない、予想通りの結果です。
興味深かったのは、『やる気をなくす親からの声かけ』第2位と『やる気がでる親の声かけ』第1位が同じ言葉だった事。
それは『ガンバレ!』という言葉
『え~~』って思いました。だって『ガンバレ!』って励ましの言葉でしょ?
(あなたなら絶対できると信じているから)ガンバレ!って言われたら、やる気がでるのは分かるけど、何でやる気なくすの????
一瞬混乱しましたが、丁寧にアンケートに答えてくれる生徒がいたので理解ができました。
『ガンバレ!』と言われて、やる気を無くすケースは『現段階で既に頑張っている』ケース。
『これ以上どうガンバレって言うの?』や『私、今がんばっていないって思われているんだ…』と生徒からのアンケートに書かれていました。
目から鱗でした。
たしかに同じ言葉であっても、置かれている状況で受け取り方が全然違いますよね。
私も励ます意味で、やればできるよ!という意味で『ガンバレ!』という言葉を使っていましたが、それ以降は使う時に注意しています。
生徒のやる気は、周囲の声かけによって変わります。
『その子の行動・状態をしっかり見て、声かけをする」という点を意識して、ポジティブな声かけを子どもにしてみてください!