新中学1年生のお子さまがいらっしゃる保護者の方の中には、我が子がちゃんと中学校生活が送れるかを不安に思ったり、どういうサポートが効果的なのか悩んでいる…という方もいらっしゃるかと思います。
そこで保護者の方に向けて『新中学1年生のスタートで大事な事』をお伝えしたいと思います。
私は今まで、多いときは1日20件近く保護者の方と面談をしてきました。
保護者の方と面談を通して、子供に対する想いや子育てに関する考え方などを多くの事を学ばせて頂き、これが私の財産になっています。
私が保護者の方から学んだ中で、ぜひ中学校生活のスタートで取り入れて頂きたいと思う事が3つあります。それは
①家庭内のルール(勉強時間や生活リズムに関する事)を決める。
②困ったときは専門家の力を借りる。
③我が子が『失敗しそうだな』と思ってもグッと堪えて口出しはしない。
です。①~③はどれも子育て世代の方であれば有効ですが、①と②は中学校入学という環境が変わる今だからこそ大事だと思います。
①家庭内のルール(勉強時間や生活リズムに関する事)を決める。
ある意味反抗期対策です(*_*)
小学校のときのような親が思ったように、動かないのが中学生。
ダラダラしているのが目に余って『いい加減勉強しなさい!』って言ったら、『今ちょうど勉強しようと思ってたのに、やる気無くしたわ!』って言われてケンカに…は『反抗期あるある』だと思います。
無駄にもめないためにも、何時から何時は勉強。約束を守れなかったらペナルティ。守れたらご褒美など、お互いのためがイライラしないよう、時間を取ってルールについて話してみるといいです。
また一度した約束は、定期テストが返却されたり学期が変わったりしたタイミングに改訂していくとよりいいかもしれません。
(ただし、あまりにもキツイ約束を一方的にさせると、よりもめてしまうので注意です…)
②困ったときは専門家の力を借りる。
何か困ったり悩んだときは、『ママ友に相談』が一番多いと思います。
ですが、繊細な問題(子供の成績や成長に関しての悩みなど)などは、なかなか相談できない事もあります。
悩みを抱えこむ前に、問題に対しての専門家(担任の先生・スクールカウンセラー・塾の先生など)に話を聞いてもらう。
それだけで気持ちが楽になり、解決への糸口が見つかる事もあります。
悩みに対して一人で考えて深刻になりすぎると、色々なところに影響がでます。
気持ちに余裕がある内に、相談できそうな専門家の人を見つけておくと、『イザ!』という時に助かります。
③我が子が『失敗しそうだな』と思ってもグッと堪えて口出しはしない。
大切な人ほど『失敗して欲しくない』って気持ちがありますよね。
すごく分かりますが、大切な人の『障害物』を全部無くしてしまうと、その大切な人は必要な失敗ができず、成長できなくなってしまいます。
大事なポイントは、
『口は出さないけど、子どもの表情や言動は注意深く見ておく(子どもが助けを求めてきたときに、対処できるように)』
『起こりうる失敗の程度を見極める(取返しがつくか、つかないか)』です。
失敗は、子どもの成長と大きく関係しています。
ここ一番!というところで強さを発揮できるようになるため、あえて失敗させる勇気も時には必要かもしれません。
以上の3つが、私が保護者の方から学んだ『新中学1年生のスタートで大事な事』です。
他にも『親子で話をして目標を決める』なども有効だと思います。
是非中学校に進学というこのタイミングで親子で時間をとって話をしてみてください!